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メールサーバーの仕組みや役割を理解しよう

2021/08/23 サーバー/システム

普段なにげなく仕事や私用で利用しているメール。瞬時に送り先に届けてリアルタイムでやり取りができることが当たり前の世の中になりましたよね。うむ、そう思うとメールの存在すらなかった時代の人々は何かと不便だっただろうな... でも不便が当たり前だった当時は不便だなんて思ってなかったかもしれませんね(苦)
そんなところで、メールは現代には欠かせない存在となってますが、実は瞬時に送受信が行われる間に複数のサーバーを経由しているんです。この素早いお仕事をしているのが「メールサーバー」なんですね。今回はそのメールサーバーについて仕組みや役割をわかりやすくご説明していきたいと思います。これからメールサーバーをどこにレンタル・ソフトを利用し運営しようかご検討中の方は特に必要な情報となってますので、是非ご観覧いただければと思います!
それでは見ていきましょう!

メールサーバーとは

メールサーバーは複数の役割をもったサーバーが連携し成り立っています。 メールの送信や配送を行うSMTPサーバー、ユーザーがメール受信するための機能を提供するPOP3サーバーがあります。この2つをあわせてメールサーバーと呼びます。

メールサーバーの仕組み

前述の通り、メール配送・送信を受け持つSMTPサーバーと、メール送信を受け持つPOP3サーバーによってメールの送受信が成り立っていますが、さらにメール配送の仕組みを成立させるには、宛先のメールサーバー(SMTPサーバー)のIPアドレス(インターネット上の住所にあたります)を割り出すDNSサーバーが必要となります。 これらのサーバーの役割によってメールのシステムを成立させているのです!

メールサーバーの役割

メールサーバーの仕組みがわかったところで、次はSMIPサーバー・POP3サーバーのそれぞれの役割について解説していきます。各サーバーの役割を知ることでメールサーバーの仕組みと役割がわかりますよ。

SMTPサーバーの役割

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とは、メールを他のサーバーへ送信・配送するための仕組みのことです。 SMTPサーバーの役割は、ユーザーがメールソフト等でメール作成し送信したものを受け取り、DNSサーバーに依頼して宛先のメールアドレスのドメインから配信先のメールサーバーを割り出し、そのサーバーに対してメールを配送します。
SMTPサーバーの仕組みを手紙が宛先に届くまでの過程で例えるとすれば、手紙を郵便局が回収し、その手紙を届け先の郵便局まで届けるまでがSMTPサーバーのお仕事になります。 なお、25番ポートという決められたポート番号で通信することでSMTPソフト間のメールリレーが実現します。このポート番号はメールソフトの設定などでよく使われてますので覚えておくとよいと思います。

DNSサーバーの役割

SMTPサーバー間でメール配送をする際に、IPアドレスを調べる作業をDNSサーバーに依頼します。 ドメイン情報を基に、DNSサーバーによってIPアドレスが導き出されます。
郵便に例えると、宮城県〇〇市〇〇区〇〇丁目といった住所にあたるドメインに対し、その地域を担当する郵便局と、郵便局の住所にあたるIPアドレスを割り出してくれるのがDNSサーバーの役割となっています。このDNSサーバーが調べた結果を基にSMTPサーバーがメールの配送を行います。

POP3サーバーの役割

さきほどご説明したSMTPサーバーから配送されたメールは最終的にPOP3サーバーへ渡されます。 POP3(Post Office Protocol)サーバーの役割は、1つ1つのメールアドレスをメールボックスに保管します。そしてユーザーはメールソフトによりメールボックスにアクセスし自分宛てのメールを取り出します。この一連の仕組みがPOP3サーバーの役割となっています。郵便受けに手紙を取りに行くまでの過程がPOP3サーバーの役割となります。 POP3は主に110番ポートを利用します。

IMAPサーバーとは

POP3サーバー以外にIMAP(Internet Message Access Protocol)サーバーの重要性が高まっています。 IMAPサーバーは、受信メールをローカル上にあるメールソフトではなくサーバーにメールを管理します。これによってスマートフォンやタブレットなど複数の端末で、サーバー上の同じメールを見ることができます。
郵便の私書箱にあるメールを、別の場所からその場で見ることができるイメージがIMAPサーバーの仕組みになります。 面倒なエクスポート・インポートといった移行作業も不要であることもIMAPサーバーのメリットですね。 IMAPのポート番号は主に143番が利用されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。メールサーバーの構築や運用の際には、まずメールサーバーの仕組みとSMTPサーバー・POP3とIMAPサーバーの役割を把握しておくことが必要となりますので覚えていただきたいと思います。そして用途に合わせてWEBメールやレンタルサーバーを利用してメールソフトを使用するなど検討してみてくださいね。

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