初心者向け グーグルアナリティクスの押さえておきたい5つのページ
上司「〇〇君、自社サイトのデータ解析をしてくれないか?」と言われて、グーグルアナリティクスを利用してみたものの、どのデータを抽出して分析や考察をすればよいのかわからない… そんな方が多いのではないでしょうか?
今回はそんなグーグルアナリティクスを利用してデータ解析を行うあなたに、必要な5つのページについてご説明していきたいと思います。
その5つのページでなにがわかるのかというと?
- ・サイトの訪問数がわかる
- ・ユーザーの使用デバイス(パソコン/スマホ等)がわかる
- ・どのような経路でサイトに来たのかがわかる
- ・ユーザーが最初に見たページがわかる
- ・目標達成数(お問い合せ数/資料請求数等)がわかる
です…!
グーグルアナリティクスは様々なデータを見ることができますが、初心者の方でもこの5ページの見方を理解すれば、「データ解析ができた」と言えます。それほど解析に必要なメインページと言えるので、是非最後まで見ていただければと思います。
サイトの訪問数を知る
ここでは、一定期間内にサイトに訪れたユーザーの訪問状況をざっくり把握することができます。
❶ユーザー/概要 ⇒ ❷右上にある日付ボタンから分析したい日付を選択します。
ページを開けたものの、用語を理解しておかないとデータを読み取ることが難しいので、ここでこのページを見る上で必要な各用語の意味を確認していきましょう!
ユーザー | そのサイトを訪れた人数のことです。1人のユーザー(同じブラウザ)が3回同じサイトを訪れてもユーザー数は1になります。 |
セッション | そのサイトへの訪問のことです。30分以内に1回そのサイトを訪れたら、セッション数が1になります。同じ人でも、30分以上経過し再訪問したらセッション数が2となります。 |
直帰率 | ユーザーが最初に訪問したページだけを観覧してサイト外へ離脱することです。ほかにも/そのページでブラウザを閉じる/30分間なにも操作をしない/観覧している間に午前0時を迎えたなども含まれます。 |
離脱率 | ユーザーがサイトを訪ずれて、各ページを観覧して最終的にそのページで離脱することです。そのほか直帰率のように、そのページでブラウザを閉じる/30分間なにも操作をしない/観覧している間に午前0時を迎えたなども含まれます。 |
ページビュー | ユーザーがブラウザ上でそのページを1回表示するごとにカウントされる数のことです。1セッションで3つのページを見た場合、ページビュー数は3になります。 |
これでなんとなくサイトの状況を把握することができますね。
大体どのくらいの人に見てもらっているかや、週・月・年でセッション数の変化を把握するなどサイトの基本情報がわかるページとして今後利用する機会が多いと思いますよ。
ユーザーの使用デバイスを知る
ここでは、ユーザーがどのデバイスを使用してサイトに訪れているかを把握することができます。
❶ユーザー ⇒ ❷モバイル/概要 ⇒ ❸必要に応じてグラフを設定できます。
このページでなにに役立てられるかというと、
想定していたターゲットの環境(業務中にPCからアクセス/家でスマホからアクセス)に適応した見え方や、改善方針に役立てることができます。 ユーザーが使用しているデバイスを把握することは重要ですので、是非このページで押さえておいてくださいね。
どのような経路でサイトに来たのかを知る
ここでは、検索、広告、リンクなど、どの経路でユーザーがサイトに訪れたのかを把握することができます。
❶集客 ⇒ ❷すべてのトラフィック/チャネル
このページの必須用語について確認していきましょう!
Organic Search |
GoogleやYahooなどの検索エンジンから流入したセッションです。一般に「自然検索」と呼ばれます。 |
Referral | 他のサイトに貼られた外部リンクから流入したセッションです。 |
Social | FacebookやTwitterなど、ソーシャルメディアから流入したセッションです。 |
Paid Search |
GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索連動型(リスティング)広告から流入したセッションです。 一般に「有料検索」と呼ばれます。 |
Display | ディスプレイ広告から流入したセッションです。 |
Direct | リンク元がない、すなわちブラウザのブックマークやURL直接入力から流入したセッションです。 |
メルマガなど、Emailに含まれるリンクから流入したセッションです。 | |
(Other) | その他のセッションです。 |
(none) | 参照元が存在しない |
どの経路でユーザーがサイトに訪れたのかを知ることは重要な情報です。
ユーザーの経路を知ることで、「SEO対策に注力しよう」「効果のない広告を減らそう」など、ホームページ集客の方針決めや、費用対効果を見える化し、より成果に結びつくホームページの集客に活用していきましょう!
ユーザーが最初に見たページを知る
ここではユーザーが最初に見たページ(ランディングページ「入口となったページ」)を把握することができます。
❶行動 ⇒ ❷サイトコンテンツ ⇒ ❸ランディングページ
多くみられているページ=そのサイトの第一印象を決めるページなので、どのページが入口になっているのかを把握することは重要ですよね。 入口ページから、ユーザーがサイト閲覧を続けて最終的にコンバージョン(下でご説明します)するか否かの最初の分かれ道ともいえるので、把握して改善に役立てていきましょう!
目標達成数を知る
ホームページには通常ゴールがあります。
例えば
- ・ECサイトの場合⇒商品購入してほしい
- ・求人サイトの場合⇒会員登録をしてほしい
- ・コーポレートサイトの場合⇒資料請求をしてほしい
これらのサイトのゴールのことを「コンバージョン」と言います。
サイトの分析をする際には、ぜひとも頭に入れておきたいのがこのサイトのゴールです。
まず初期設定で、目標をまだ設定していない方は、早めに設定しサイトでユーザーに期待する行動を明確にしましょう。
目標の設定方法は下記をご覧ください。
以上5つのページについてご説明していきましたが、まずはご紹介した5つの基本を押さえていただき、ホームページのことをもっと知っていただければと思います。 今後もグーグルアナリティクスを活用していき、サイトの問題解決や品質向上を図り、アクセス数とコンバージョンの増加を目指してビジネスに役立てていきましょう!