ホームページ制作にも役立つ!”心をつかむ”キャッチコピーの考え方

スタッフブログをご覧の皆さん、こんにちは!うにまるです。
今回は、「キャッチコピー」をテーマに記事を書いてみました!
街中の広告や商品パッケージなどで必ず目にするキャッチコピー。
ホームページにおいても、訪れた人にアピールするためには非常に重要な要素です。
基本的な考え方から、ちょっとした作り方のコツまで解説していきます!
ホームページにおけるキャッチコピーの重要性
まず、ホームページにおいてキャッチコピーにはどのような役割があるのでしょうか?
様々な意味がありますが、最も重要なのは訪問者の離脱を防ぐことです。
Webサイトの効果を測るうえで重要な「直帰率」という数字を聞いたことはありますか?
直帰率とは、サイトを訪れた人が最初に見たページだけを閲覧してそのまま他のページに遷移せずに離れた割合のこと。
つまり直帰率が高いほど、最初のファーストビューでターゲットの心をつかめていないということになります。
そのファーストビューで最も目に入りやすく、ユーザーの注意を引く要素が「キャッチコピー」です。
どれだけデザインが洗練されていても、キャッチコピーが曖昧だったり、伝えたいことがぼんやりしていると、
ユーザーは「自分には関係ないサイトだ」と判断してすぐに離脱してしまいます。
逆に、ユーザーの悩みやニーズにピタッとはまるメッセージが目に飛び込んできたら、
「もう少し読んでみようかな」
「自分に必要な情報があるかも」
と思ってもらえる確率は格段に上がります。
つまり、キャッチコピーは単なる“飾り”ではなく、
ユーザーの心を一瞬でつかみ、サイト内を回遊してもらうための“導線”なのです。
直帰率を下げ、より効果の高いサイトにするためには、キャッチコピーの設計が非常に重要なカギを握っています。
ここは必ず押さえたい!
キャッチコピーづくりに必要な2つのポイント
キャッチコピーを考えるにあたって、必ず意識するべきポイントを、
厳選して2つお伝えします。
ターゲットを明確にする
キャッチコピーを作るうえで、最初に必ず行うべきことは「誰に向けて書くのか」をはっきりさせることです。
性別、年齢、職業、悩み、ライフスタイル、価値観など、
できるだけ具体的にターゲット像をイメージしましょう。
たとえば、同じ「20~30代の女性向けダイエットサプリ」の商品ホームページでも、
・20代/都内で一人暮らし/営業職で多忙な毎日を送っており、食事は外食が多い。
・30代/夫と二人暮らし/在宅勤務で自炊を頻繁にする/ライフワークバランスを重要視している。
上記の2つでは、だいぶイメージする人物像が異なりますよね。
当然、それによって伝えるべきメッセージも変わってきます。
ターゲット設定をより詳細にすることで、”より刺さりやすい”キャッチコピーにグッと近づきます。
アピールしたいメッセージは1つに絞る
伝えたいことがたくさんあるのは自然なことですが、
キャッチコピーにそれらを詰め込みすぎると、かえって何も伝わらない!という事態になりかねません。
人は一瞬で多くの情報を処理することができないため、インパクトのあるメッセージを届けるためには、
「伝えたいことを1つに絞る」ことが大切です。
たとえば、「安い」「早い」「高品質」「おしゃれ」など、
すべてを盛り込みたくなる気持ちはわかりますが、それでは焦点がぼやけてしまいます。
「この商品(サービス)は“何が一番すごいのか”」
「この商品はターゲットにとって“どんな価値があるのか”」
という核心部分にフォーカスしましょう。
メッセージを1つに絞ることで、伝えたい内容が明確になり、ユーザーの記憶にも残りやすくなります。
結果として、「なんとなく良さそう」ではなく
「これ、私に必要だ!」と感じてもらえるコピーになるのです。
これだけで本格的に!より響くコピーづくりのテクニック
ここからは、考えたコピーをより”プロっぽく”するためのテクニックをご紹介します。
一旦自分で考えてみたけれど、イマイチしっくり来ない…なんて時に、参考にしてみてください!
文字数は15文字以内を意識
一般的に名作コピーと呼ばれているキャッチコピーは、15文字以内でできていると言われています。
先述のとおり、人が一度に処理できる情報量には限りがあります。
よりファーストビューで心に残るコピーにするには、この”15文字”を1つの指標にしてみましょう!
【例】「ログよ、本能を呼べ。」ログハウスのBESS(※公式サイトより引用)
句読点を含んで10文字のコピーです。
短く言い切るような形にすることで、よりインパクトを与えるコピーになっています。
https://www.bess.jp/
あえて、ひらがなを使う
キャッチコピーをよりやさしく、親しみやすく、心に残るものにしたいときに有効なのが、「ひらがなを使う」というテクニックです。
漢字で表記すると堅苦しい印象になってしまう部分をひらがなに変換してみます。
【例】「チームワークあふれる社会を創る」サイボウズ株式会社(※公式サイトより引用)
「溢れる」でも意味は通じますが、あえて「あふれる」とひらがな表記にしています。
一気にやわらかく優しい印象になりますね。
https://cybozu.co.jp/recruit/
リズム感や間を意識する
読み手の心をつかむコピーには、まるで音楽のような“リズム”があります。
言葉のテンポや語尾の響き、句読点の置き方ひとつで、伝わり方は大きく変わります。
【例】「超えていく。期待を、時代を、想像を。」鳥越住建(※公式サイトより引用)
このコピーを普通の言い回しにすると、「期待や時代、想像を超えていく。」のようになります。
倒置法や、「を」の繰り返し、それを更に強調させる句読点など、様々なテクニックが詰め込まれたコピーです。
https://e-juutaku.jp/
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ホームページ制作にも役立つキャッチコピーの考え方を解説しました。
漢字か、ひらがなか。
句読点を入れるか、入れないのか。
ちょっとした違いでも、見た人に与える印象は大きく異なるのが、難しくもあり面白い部分でもありますね!
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