WordPressの保守管理は何をしているのか。アド・エータイプの保守管理サービスをもとに詳しく解説!

こんにちは、シャトルです。
今回は、WordPressの保守管理についてです。今やWEB制作に必要不可欠となっているWordPress。お知らせやブログを投稿したり、サイト上の情報を修正したりと大変便利なツールです。一方で、WordPressを導入し、長く運用していくには保守管理(メンテナンス)が必須となります。保守管理が必要なことは知っているが、「なぜ保守管理が必要なのか」、「具体的にどのようなことをしているのか」を理解されている方は少ないと思います。
そこで、弊社が提供しているWordPress保守管理サービスをもとに解説し、WordPress運用を支える保守管理のイメージ・内容を理解してもらえたらと思います。
WordPressの保守管理とは、なぜ保守管理が必要なのか
まず、WordPressの保守管理とは、WEBサイトを正常な状態に保ち、長期的に運用していく環境を整備することをいいます。
WordPressは専門的な知識がなくても直感的に投稿をしたり、WEBサイトの修正を行なえたりするシステムですが、それを支えるためにあらゆる技術を使用して動作しています。そして、使用している技術は日々改善と向上を繰り返していますので、その流れに合わせてWordPressも改善・修正していく必要があるというのが、保守管理が必要な主な理由です。
また、保守管理の必要性について、具体的には以下の3つの要因が存在します。
- ① WordPressのアップデート対応
- ② セキュリティ対策
- ③ トラブル対応
① WordPressのアップデート対応
WordPressでのアップデートは、WordPress本体・テーマ・プラグインの3つに分けられます。各種、当バージョンで発見された不具合の改善や新規機能のリリースは勿論のこと、脆弱性にも対応しています。
脆弱性が放置されると、サイトの改ざん、個人情報の漏洩、マルウェア感染など、さまざまなセキュリティ被害を受ける可能性があり、とても危険な状態になります。
そのため、定期的なアップデートはWordPress運用には必要不可欠といえます。
② セキュリティ対策
WordPressは全世界でかなりの人気があり、コーポレイトサイトから個人ブログまで幅広く利用されています。使い勝手が良く、たくさんの人に利用されているが故に、サイバー攻撃の対象にもなりやすいサービスです。管理画面への不正アクセスを試みたり、データベースから個人情報を抜き取ったり改ざんしたりするなど、攻撃者はあらゆる方法で侵入してきます。
ただ、これは事前に対策しておくことで回避することができます。サーバーからファイル、プラグインなど対策はたくさんありますので、日頃からセキュリティ対策を徹底していくことが重要となります。WordPress公式においてもセキュリティに関する情報がありますので、気になった方は覗いてみてください。
「セキュリティ – サポートフォーラム – WordPress.org 日本語」
③ トラブル対応
WordPressを使用していて、表示が崩れてしまったり、サイトが表示されなくなったりすることがあるかもしれません。また、外部からの攻撃を受けたあとの復旧対応が必要な場合もあります。
このようなケースを想定し、定期的なバックアップを行わなければなりません。バックアップを取っていることで、サイトに異常が出た場合でも、即座に復旧することが可能になります。
保守管理では具体的に何をするのか、
アド・エータイプのサービス内容をもとに解説
次に、弊社アド・エータイプで行っている保守管理サービスをもとに、具体的にどのような対応をしているのか説明します。
- ① WordPress(コアファイル)のバージョンアップ
- ② テーマ・プラグインのバージョンアップ
- ③ 各種の定期的なバックアップ
- ④ 緊急性の高い脆弱性・復旧対応
- ⑤ セキュリティ強化対策
① WordPress(コアファイル)のバージョンアップ
コアファイルとはWordPressの基本的な動作を支えるファイル群のことを指し、WordPressのシステムそのものを構成しています。コアファイルのバージョンアップすることで、新しい機能追加や、前バージョンで発見された不具合が修正され、WordPress全体の安定性、パフォーマンスが向上します。
② テーマ・プラグインのバージョンアップ
WordPressに加え、その中で使用しているテーマやプラグインも定期的な更新が必要です。コアファイル同様、機能追加から不具合調整、セキュリティ強化につながるため、とても重要な作業です。テーマやプラグインのカスタマイズを行っている場合には、それらに影響していないか作業後に入念なチェックを行います。
③ 各種の定期的なバックアップ
サーバートラブルやWordPress上の誤操作、外部攻撃による被害に備えて、サイト上のデータ(ファイルやデータベースなど)を定期的にバックアップします。また、WordPress本体やテーマ・プラグインのバージョンアップの際にも、直前にバックアップを行い、万が一に何かあった場合にも復旧対応できるような体制を整えています。
④ 緊急性の高い脆弱性・復旧対応
WordPressやプラグインで深刻な脆弱性が発見された際には、速やかに対策を行います。また、万が一サイトが攻撃を受けた場合には、被害を最小限に抑え、迅速に復旧作業を行います。
以下に、脆弱性に関する情報・ニュースを得られるサイトを紹介しますので、気になる方はご覧ください。
脆弱性に関する情報やニュースを得られるサイト
⑤ セキュリティ強化対策
保守管理は、各種バージョンアップ作業だけではありません。不正アクセス対策やスパム防止、ログイン制限、SSLの導入など、さまざまなセキュリティ対策を実施して、よりサイトの安全性を向上させます。
まとめ
いかがでしょうか。
WordPressを長く安全に運用していくためには、各種アップデートやセキュリティ対策を適切に行う必要があります。保守管理がなぜ必要で、何が行われているかが理解できると、今必要なことと不要なことが見えてきて、効果的なサイト運営につながるかと思います。